クロニック・セラーズのコンセプトは2004年の収穫期に誕生しました。
前から「The Chronic」という言葉を「好ましいもの」を表現するのに使っていましたが、
ワインに使おうとは思ってもいませんでした。
ある晩、ワイン染みのついた服と濡れたブーツのまま、二人で並んで座り、
カジュアルなライフスタイル向けのワインについて様々なアイデアを出しては笑い合っていました。
そうして2008年は初ヴィンテージの発表となり、その後に続く歴史の始まりの年となりました。
ジャスティン・ボールドウィン氏がパソ・ロブレスにブドウ畑を構えたのが1981年。そこからジャスティン・ヴィンヤードのシンデレラストーリーは始まります。
1986年にカベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネを初リリースし、1987年には伝説となるカリフォルニア・ボルドーブレンドワインの「アイソセレス」をリリースします。そして2000年のワインスペクテイター誌で世界のTOP100ワインの中で第6位に「アイソセレス」が選出され話題をさらいます。
ブドウ栽培は以前から導入していたサスティナブル農法を更に推し進め、有機栽培に移行しており、よりナチュラルにワインのクオリティーを追及しています。
パソ・ロブレスを一躍カリフォルニアワインの銘譲地に押し上げた立役者となるワイナリーです。
オーナーのハンス・ネフ氏はスイス、チューリッヒ近くの村で育ち、レストランなどを経営していました。
しかしその情熱はワインに最も注がれていました。農業への知見を深めるため彼は土木工学を修得しコンサルティング会社を設立するとボルドーワインのコレクターとして有名になりました。その後ワインビジネスを興し1980年代初頭にパソ・ロブレスの地に目を付け、1996年にブドウ畑を手に入れ、ワイン造りという夢をスタートさせます。
彼の故郷ヨーロッパの伝統とアメリカの革新を併せ持ったバランスの良いスタイルのワインです。
ワインメーカーのケヴィン・ウィレンボルグ氏はCH.ペトリュスでキャリアをスタートさせ28年間もワイン造りに徹する信頼の厚いベテラン醸造家です。
アメリカの伝説のメディア王ハースト家がこの地に土地を購入したのは1865年。
その末裔に当たるスティーブ・ハースト氏が1992年共同オーナーとなるジム・サンダース氏と手を組み「品質の遺産を全てのボトルに!」をテーマに個性あふれるハイクオリティワインを造り続けています。
カベルネを始めフランス・ローヌ系やスペイン系など多彩なブドウ品種をサスティナブル農法で栽培しています。ワイナリーの場所はパソ・ロブレスの中でも最も太平洋寄りにあり冷涼な海洋性気候の影響を受けます。そのため果実味が充実していながらエレガントなワインを産み出します。
【 Ancient Peaks Winery 】
エイシェント・ピークス・ワイナリー
エンシェントピークスのワインは1780年にサンフランシスコ会宣教師の手によってブドウが植えられ、
その後ロバート・モンダヴィにより可能性を引き出された、歴史のあるサンタ・マルガリータ・ヴィンヤードからの収穫によって生産されています。
古代の海の化石を含む土壌は、ブドウに複雑な味わいを与え、素晴らしいワインを産み出します。